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1月 氷の花 「シモバシラ」(霜柱)氷柱
茎の根元に氷の花(結晶)ができるシモバシラという植物があります。
自然がつくりだす氷柱(つらら)・シモバシラ(霜柱)
シモバシラはシソ科の多年草で、秋に白い花を咲かせ、冬になると枯れた茎の根元にとても細かい 「絹糸」を巻き付けたような神秘的な氷の花(結晶)氷柱(つらら)を作り出します。
(写真:気温が氷点下の早朝、 シモバシラの根元に現れた「氷の結晶」氷柱)
枯れ茎に現れる氷の花(氷の華)
枯れた茎の根元に出来る霜柱(氷柱)を花に見立て「氷の花」や「氷の華」と呼ばれます。
同じ形がふたつとなく、下が膨らんだり横に広がったり、大きさも様々です。
小さいものは数ミリ、大きいものだと20cm~25㎝になることもあります。
氷層が重なってできる氷の花(氷柱)
霜柱ができる現象:
枯れた茎に霜柱(氷柱)ができるのは、茎は枯れているように見えても根は土中の水分を吸い上げていて、 外気温が氷点下になると茎の中(道管内)の水分が凍り茎を突き破って外へ飛び出します。
寒さが増すごとに氷層が重なり、 茎を覆うように根元に氷柱ができるという、寒いこの時期にしか見られない現象です。
急激に冷え込んだ朝に現れ、日が当たると溶け、その茎に氷の花が見られるのは1回程度・・・
「氷の結晶」霜柱(シモバシラ)は、急激に冷え込んだ朝に観賞でき、日が当たると溶けてしまいます。
茎にできる霜柱現象は冷え込む度にできますが、一度氷柱ができると茎の構造が壊れるため、水の吸い上げができなくなり・・・、やがて枯れていきます。
そのため、その茎に氷の花が見られるのは1回程度といわれています。
(写真:気温が上昇、日に当たり溶け出すシモバシラ)
「シモバシラ」の名前・由来・別名
枯れ枝(茎)に、霜柱(シモバシラ)が付くことから、この植物に「シモバシラ」という名が付いています。秋にシモバシラの花が咲いている所は、冬に必ず霜柱が見られるそうです。
シモバシラは別名、ユキヨセソウ(雪寄草)ともいいます。
シソ科のシモバシラの茎は、断面が四角形
霜柱(シモバシラ)の氷の花が付いた、「シモバシラ」の茎を、よーく見てみると、断面が四角形をしているのが分かります。
茎のカタチが方形(ほうけい、四角)でシソ科特有です。
この形状から水がしみだし、氷の花(氷の華)と呼ばれる結晶ができます。
冬に氷の花を付けるシモバシラ(霜柱)は、秋に白い花を咲かせる植物です。
シモバシラは、シソ科の多年草(宿根草)です。日本の林などに自生している山の植物で、雪の降る山道や登山口、野山・林の中、 低山の森林などで見られます。特に渓流周辺で群生をつくることもあります。
秋のほんの一ヶ月間、長い花穂を伸ばして白色で小さな花が多数集まって咲き、冬になると地上部が枯れ、真冬に結晶の華を見せてくれます。
シモバシラ(霜柱)の花
シモバシラの花期は、秋9~10月です。
シモバシラの花は、雄しべが(4本のうち2本が長く)花冠の外につき出した花姿をしています。
花が片側だけに付くシモバシラ
シモバシラの花は、花茎の一方に向いています。
片側だけに花が付きます。
(写真:シモバシラの花を横から見た様子、花の付き方)
花茎だけが上に向いて成長するシモバシラ
シモバシラの草丈は40~80cm程に成長し、大きいものでは1mにも成長することがあります。
ただ、このシモバシラという植物は、茎の伸び方に特徴があり、上方向にぐんぐん伸びた後、横に伸びていきます。
花茎だけが上に向いて成長します。
重なる葉の間から花茎が出てきます。
野山や林の中で自生するシモバシラ
シモバシラは野山や林の中でで自生する植物ですので地植えでが適しています。一般のご家庭向きではありません(;^ω^)
それでも花の観賞を楽しみ、氷の結晶を楽しむという意味で育てたい方もおられます。
耐寒・耐暑性があり、日当たりの良い所を好みますが木陰(半日陰程度)でも耐えられます。 病虫害にも強いです。
秋には白い花が咲き、冬は「氷の花」(結晶)を観賞できることから “一年に二度咲く花”としても知られています。
氷柱(結晶)ができる植物は他にも・・・
茎の部分に氷が付く植物は、シモバシラが有名ですが、他の直物にも見られます。
(写真:ヒキオコシの氷柱です。ヒキオコシは雑木林などに自生している山の植物です。)
植物園の方のお話しによると、氷柱(つらら)ができる代表的な植物は、シモバシラ・ヒキオコシ・アキチョウジ・ヤマハッカ・キバナなど、寒い地域では園芸品種のサルビアにも氷柱を見ることができるそうです。
山崎造園では、荒地や畑の改良、緑のある景観づくりなど、遊休農地や森林を活用した植栽、「環境にやさしい取り組み」活動にも積極的に行っております。
庭木・垣根の剪定(手入れ)から、坪庭や和風庭園の造園、憩いの広場の造成、店舗の庭づくり、芝張りや刈込・薬剤散布など、季節に応じた年間管理も承っております。 お気軽にご相談ください。
主要地域 :造園工事、お庭のリフォームも対応いたします!
兵庫県宍粟市内(一宮町、山崎町、千種町、波賀町)、姫路市、たつの市、揖保郡、佐用郡、神崎郡、朝来市、福崎町、他
高砂市、加古川市、太子町、相生市、赤穂市、加西市、小野市、加東市、三木市、西脇市、明石市、播磨町、稲美町、市川町、神戸市、他 近畿周辺 )
1月 宍粟市周辺の見どころ
宍粟市は兵庫県中西部に位置し、地域の人々により守り育てられている“豊かな自然”や、四季折々の花が咲き誇る“花の名所”が各地にあります。
宍粟市周辺のおすすめ観賞スポットにも是非訪れてください。
宍粟市には登山コースがいくつもあり、冬にも登山者の方が多くなりました。
自生する鑑賞価値ある草木も沢山あり、野生種を見に来られる方も多く「シモバシラ見れないかね?」と聞かれるのですが、宍粟市付近でシモバシラの群生はまだ見つかってなく、山崎町の上の方の登山道付近で早朝にチラホラ(とても小さいものですが;)見ることができるそうです。
幻の氷の花とも呼ばれる「シモバシラ(霜柱)」の群生を、宍粟市付近でも見つけて行きたいと思います。
氷の花を咲かせる“シモバシラ”を探しに行こう!
神戸市立森林植物園
神戸市立森林植物園は、兵庫県神戸市の六甲山上にある総面積142.6haという広大な樹木植物園です。
シモバシラは展示館前にある滝池前の植え込みで寒い朝に見ることができるそうです。
・ 場所 : 兵庫県神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2
・ 詳しくは→シソ科の仲間 シモバシラに“霜柱”が現れる!
(神戸市立森林植物園のホームページ)
11月・落葉低木 黄色く黄葉するクロモジ |
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9月・庭園樹 槙の庭木・生垣 マキの木(イヌマキ/ラカンマキ) |
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6月・白い花が咲く和風の庭 夏椿(ナツツバキ)・沙羅の木(シャラノキ) |
9月・葉は花を見ず、花は葉を見ず 彼岸花(曼珠沙華・ヒガンバナ) |
12月・冬の花壇 ハボタン(葉牡丹) |
8月・秋の花壇 韮(ニラ)の花・ハナニラ |
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7月・夏の花壇 ミニひまわりの花壇・栽培 |
8月・甘くやさしい香りの樹木 三大香木の金木犀(キンモクセイ) |
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3月・冬から春の花壇 パンジー、ビオラ |
12月・サザンカとツバキの違い サザンカ(山茶花)の花 |
2月・ロウバイの植樹・花の見分け方 香りの花木・蝋梅(ロウバイ) |
10月・紫色の実が付く植物 ムラサキシキブ(紫式部) |
1月・長寿・幸福を祝う花 福寿草(ふくじゅそう) |
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7月・樹皮がすべすべの樹木 サルスベリ(百日紅)の花 |
11月・生垣・庭木の植栽 ヒイラギ(柊) |
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10月・紅葉を楽しむ イチョウの木(銀杏の実) |
2月・和が映える庭木 ツバキ(椿) |
9月・秋の花壇 アメジストセージ(サルビア) |
1月・香りを楽しむ ハーブの植栽 ローズマリー |
8月・夏の花壇 マリーゴールド |
12月・赤い実の縁起木 赤い実の千両,万両,百両,十両,一両 |
7月・果樹を育てる ブルーベリー(Blueberry) |
11月・生垣の紅葉 ドウダンツツジ(灯台躑躅) |
6月・雨の中を彩る花 紫陽花(あじさい) |
9月・秋の風物詩 巨大なススキ?パンパスグラス |
5月・梅雨に咲く花 菖蒲(アヤメ) |
8月・秋の七草 桔梗(キキョウ) |
4月・藤棚(パーゴラ)の設置・補修 フジの花・剪定・花後 |
7月・タカサゴユリ・シンテッポウユリの見分け方 テッポウユリ(鉄砲百合) |
3月・春の風物詩 菜の花(アブラナ) |
6月・色が変わる花 ランタナ(七変化) |
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2月・春を告げる花 希少植物・セツブンソウ(節分草) |
11月・紅葉を楽しむ モミジ(紅葉・もみじ) |
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